まず結論:家賃は契約開始日から発生する

大東建託物件の家賃は、原則として賃貸借契約書に記載された契約開始日から発生します。

実際に引っ越した日や、初めて部屋に泊まった日からではありません。契約開始日が9月1日、引っ越しが9月5日なら、基本的には9月1日から家賃がかかります。

そのため、現在住んでいる部屋の解約日と、新居の契約開始日をうまく調整しなければ、両方の家賃を支払う「二重家賃」が発生します。

ただし、契約開始日をどこまで待ってもらえるかは、物件の状態や人気によって変わります。即入居物件、退去予定物件、新築物件の違いを理解しておきましょう。

大東建託の家賃はいつから発生する?

例えば、次のような場合です。

内容 日付
契約開始日 9月1日
鍵を受け取る日 9月1日
実際の引っ越し日 9月5日
家賃が発生する日 9月1日

引っ越しが9月5日であっても、契約開始日が9月1日なら、9月1日から家賃が発生します。

「まだ荷物を入れていない」「仕事の都合で入居が遅れた」という事情があっても、契約開始日が自動的に変更されるわけではありません。

大東建託の公式FAQでは、契約書やruumの「My Room」で、ご入居日などを確認できると案内されています。

契約開始日・入居可能日・引っ越し日の違い

似た言葉ですが、それぞれ意味が異なります。

用語 意味
入居可能日 部屋を使用できる状態になる日、またはその予定日
契約開始日 賃貸借契約が始まり、原則として家賃が発生する日
引っ越し日 実際に荷物を新居へ運び入れる日

入居可能日

入居可能日は、その部屋を使用できる状態になる日です。

退去後の清掃や補修が終わっていない物件では、申込み時点ですぐに入居できない場合があります。募集情報に「9月中旬入居可能」と書かれている場合、具体的な日付は清掃や補修の進み具合によって決まります。

契約開始日

契約開始日は、賃貸借契約が始まり、原則として家賃が発生する日です。鍵を受け取れる日も、基本的には契約開始日以降になります。

引っ越し日

引っ越し日は、実際に荷物を運び入れる日です。契約開始日と同じ日にする必要はありませんが、引っ越し日を後ろにずらしても、家賃は原則として契約開始日から発生します。

物件の状態で契約開始日の決まり方が違う

物件の状態 契約開始日の特徴
即入居物件 最近は申込みから10日〜2週間程度で開始を求められるケースが多い
退去予定物件 退去後の清掃・補修に最近は2週間程度かかるケースが多い
新築物件 設定された入居開始日以降になる

即入居物件

即入居物件は、室内の清掃や補修が完了し、契約手続きが終われば入居できる状態の物件です。

最近の大東建託物件では、申込みから10日〜2週間程度で契約開始を求められるケースが多くなっています。

すでに入居できる状態なので、「今申し込むが家賃の発生は1か月後にしたい」という希望が必ず通るわけではありません。現在の住居の解約日が先の場合は、二重家賃が長くなる可能性があります。

退去予定物件

退去予定物件とは、現在の入居者がまだ住んでいるものの、退去することが決まっている物件です。

前の入居者が退去した後に、室内確認、清掃、必要な補修が行われます。最近では、退去から入居できる状態になるまで2週間程度かかるケースが多くあります。

ただし、室内の状態によって期間は前後します。前の入居者が9月1日に退去しても、9月2日から必ず入居できるわけではありません。

新築物件

新築物件では、建物の完成予定日や入居開始日が設定されています。ただし、天候や工事の進捗などによって予定が変わる可能性もあります。

確定している日付と予定段階の日付を分けて確認し、現在の住居を早く解約しすぎないようにしましょう。

店長時代より最近の方が短くなっている

私が大東建託で店長をしていた当時は、現在より契約開始日を待ってもらえるケースが多くありました。

一方、最近では即入居物件の場合、申込みから10日〜2週間程度で契約開始を求められるケースが増えています。以前の経験だけで判断せず、申込み時点の条件を必ず確認してください。

契約開始日は希望どおりに決められる?

希望日は伝えられますが、必ず希望どおりになるとは限りません。

契約開始日をどこまで待ってもらえるかは、次のような条件によって変わります。

  • 現在の入居者の退去日
  • 清掃や補修が完了する日
  • 新築物件の完成予定日
  • 物件がすでに入居可能な状態か
  • その物件の人気や申込み状況
  • キャンペーンの適用条件
  • 申込みや契約手続きの進み具合

特に大きいのは、その物件が決まりやすいかどうかです。

人気物件では長期間の延期が難しくなる傾向があります。一方、空室期間が長い物件などでは、多少相談しやすい場合があります。

日割り家賃はどのように計算される?

月の途中から契約を開始する場合、最初の月の家賃は日割り計算になります。

例えば、月額家賃が90,000円で、30日ある月の21日から契約を開始する場合の概算は次のとおりです。

90,000円 ÷ 30日 × 10日 = 30,000円

実際の初期費用では、家賃だけでなく次の月額費用も日割り計算の対象になる場合があります。

  • 共益費
  • 駐車場使用料
  • 町内会費
  • 月額保証委託料
  • ruumサポート費用

どの費用が日割りになるかは、初期費用の見積書で確認してください。

二重家賃を減らすためのポイント

現在の契約書で解約予告期間を確認する

最初に確認したいのは、現在住んでいる部屋の解約条件です。

「1か月前まで」「申込み翌月末」など、契約によって条件が異なります。大東建託の公式FAQでも、退去には1か月以上前の申込みが必要で、契約の特約によっては申込み翌月末が最短になる場合があると案内されています。

新居の契約開始日を申込み前に確認する

物件へ申し込む前に、次のように確認してください。

この物件へ今日申し込んだ場合、契約開始日はいつ頃になりますか?

「引っ越し希望日は来月末です」と伝えるだけでなく、貸主側が認める契約開始日の期限を確認することが重要です。

数日程度の余裕を持たせる

二重家賃を完全になくそうとすると、引っ越し日と旧居の解約日を同じ日に近づける必要があります。

しかし、予定どおりに引っ越しが終わらなかった場合に余裕がなくなります。数日程度の重複期間を設けておくと、引っ越しや旧居の掃除を落ち着いて進められます。

人気物件では開始日の交渉にこだわりすぎない

ペット共生物件、築浅物件、2LDK以上の間取りなど、人気の大東建託物件は退去前に申込みが入ることがあります。

契約開始日を遅らせることにこだわっている間に、別の申込者が先に契約条件へ同意する可能性もあります。希望物件の確保と二重家賃のどちらを優先するか、事前に考えておきましょう。

申込み前に確認したいチェックリスト

  • 現在の住居の最短解約日
  • 新居の入居可能日
  • 希望できる契約開始日
  • 家賃が発生する日
  • 鍵を受け取れる日
  • 実際に引っ越しできる日
  • 初月家賃の日割り金額
  • 翌月分家賃も初期費用に含まれるか
  • キャンペーンに契約開始日の条件があるか

申込み後に初めて確認すると、希望日とのずれが分かっても物件を変更しにくくなります。

まとめ

大東建託物件の家賃は、実際に引っ越した日ではなく、原則として契約開始日から発生します。

最近では、即入居物件は申込みから10日〜2週間程度で契約開始を求められるケースが多く、退去予定物件は退去後の清掃や補修に2週間程度かかるケースが多くあります。

ただし、契約開始日をどこまで調整できるかは、その物件の決まりやすさによっても変わります。

二重家賃を抑えるには、現在の住居の解約条件と、新居の契約開始日を申込み前に確認することが重要です。家賃の重複を減らすこと、余裕を持って引っ越すこと、希望物件を確保することを比較して判断しましょう。

参考情報(2026年8月26日確認):

FAQ

契約開始日と引っ越し日は同じでなくてもよいですか?

同じ日でなくても構いません。ただし、引っ越しが後日になっても、原則として契約開始日から家賃が発生します。

契約開始日より前に鍵を受け取れますか?

原則として契約開始日前に部屋を使用することはできません。鍵の受け取り日時は契約を担当する仲介業者へ確認してください。

申込み後に契約開始日を変更できますか?

変更できるかは物件の状態や契約手続きの進捗によって異なります。申込み時点で希望日を伝えて確認してください。

退去予定物件は前の入居者の退去翌日から住めますか?

必ず住めるとは限りません。退去後に室内確認、清掃、補修などが必要で、最近では2週間程度かかるケースが多くあります。